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元不登校セラピスト

私が、セラピストを目指したのには、いくつか理由があります。

その中でも、一番を占めているのは、私が不登校児だったからです。

 

私は、中学の1年生途中から中学卒業まで。

高校では2~3年生は休んだり休まなかったりが続いていました。

 

成長していく中で、とても大切な義務教育中の不登校。

性格を作っていくうえでもとても大事な時期でした。

 

不登校になったきっかけは、部活の顧問の暴力でした。最終的には教育委員会までが出てくる大きなトラブルになりました。

 

自分でいうのもなんですが、不登校前の性格はほんとに馬鹿正直な子供だったと思います。

好奇心旺盛で、とても活発で、人見知りしない誰とでも仲良くなれるピュアな子でした。

 

ですが、不登校を経験して真逆の性格になりました。

 

不登校の時、家か保険室か相談室の三か所に生息していました(笑)

 

まだ不登校になりたての時は、ほとんど家に引きこもっていたと思います。

正直私はその時の記憶が曖昧で全然覚えていません。

 

でも、「無理していかなくていいよ。大丈夫だよ。お母さんがついているから」という力強く、優しいけど今にも不安で崩れそうな母の声は今でも忘れられません。

 

母と私だけしかいない、暗闇の世界で母の母性に包み込まれているのに、

母すらも闇に包まれている感覚でした。

 

当時の私の様子を母に聞くと、「今にも死んでしまいそうだった。生きてくれているだけでいいと思った。」と話してくれます。

私も寒空の下ずっとベランダにいた記憶だけが残っています。

 

そして、不登校になってから数か月たった日の事です。

 

母が車にひかれ救急車で病院に運ばれました。

その衝撃とショックだけが今でも覚えています。

 

次に、母に対する記憶は、「ボロボロの死にそうな人」でした。

杖を突き、自分では思うように歩けず、苦しんでいる母。

そんな状況でも母は休むことができない家庭環境でした。

 

今思うと、本当になんであの時、母を助けてあげられなかったのだろう。

引きこもりなら家事をやって負担を減らせばよかった。

学校にいって安心させてあげればよかった。

など、今更ですが、思うときがあります。

 

少しして、母はリハビリのため、たくさんの病院、接骨院、整体などを回っていました。

その頃から、私も母に連れられて病院の付き添いに外に出るようになりました。

身体が動かずタクシーで病院に行き、私は首にコルセットを付け、体を引きずりながら杖に捕まって歩く母を見送り待っている生活が続きました。

 

本当に痛々しかったけど、当時の私は自分のことに必死で全く目を向けていませんでした。

 

そんな状態でも、母は私を連れ出し続けてくれたおかげで、わたしは、徐々に外が怖くなくなりました。

 

ちょうど、学年が上がり先生も変わり学校に顔を出せるようになりました。

ですが、いまだに教室には行けず、保健室と相談室に行っていました。

 

相談室での生活は、心のケアをしたり、話して遊んだりがメインでした。

 

不登校や何か心に問題がある子が周りやお子さんにいる方にはわかると思うのですが、不登校の子供は同年代の子より空気を読む人が多いと思います。

 

なので、私はカウンセリング中カウンセラーさんがこんな事を言って欲しいんだろうな。正解の回答はこうだろうな。というのを感じ取り話していました。

今でもあれはカウンセリングになってなかったし、意味ないことしていたなと思います。

 

ですが、今思うとあの場所、受け入れてくれる何でも話せる居場所が外にもあることに助けられていたんだ。と気付きました。

カウンセリングももちろん大事ですが、自分を外部の人が受け入れてくれる場所。迎えてくれる場所。そんな場所に救われていました。

 

今大人になって社会に少し出て思ったことは、本当に心から安らげる場所はどこなんだろう。みんな苦しくなったらどこに話すんだろう。家族に言えない人は??友達と中々会えない人はどこにはけ口があるんだろう。という疑問です。

 

その疑問を考えれば考えるほどすごく怖くなりました。

 

そして、私の母も当時は、はけ口がなかった一人だと思います。

もしかしたら、母が今日夜帰ってこずどこかで死んでいるじゃないのかな?今日帰ったら首をつっているかもしれないと思わせるほど、追い詰められていました。

自分も経験しました。

 

その経験から、身近で苦しんでいる人を見たからこそそういう場を作りたいというのが夢になりました。

 

ここねの名前の由来は

心を根っこからほぐし良くしたい。

そういう願いが込められています。

 

また、ここねのロゴにはモンキーポットいう木が書かれています。

みんなが安心して雨宿りができる居場所になりたい。

そして、晴れたときには自分らしく飛び立ってほしい。

という願いが込められています。

 

ここねでは、中々人には言えないこと、誰に行ったらいいかわからないこと、最近会った嫌なこと、嬉しかったこと、様々な出来事など、何でも安心して話せる場所です。

 

あまり深く知らないからこそ気軽に話せる。

 

何を話したらいいかわからない方も、とりあえず世間話をしに来ませんか?

そして、マッサージをして自分だけの時間を堪能してください。

 

自分だけの時間があっても、自分を愛してあげる時間、いたわってあげる時間って意外とないと思います。

 

日々の疲れ、しょっている鎧を一度おろし、素のあなたを喜ばせるお手伝いをさせてください。

ここねでは、初めての方でも安心して、心と身体をケアできるトライアルキャンペーンを開催しています。

 

お一人お一人、カウンセリングからオーダーメイドでハーブを組み合わせたハーブテントや施術は、10人中9人が寝てしまうほどリラックスいただいているんです^^

 

まずは、お気軽にお問い合わせくださいね。

 

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